
前回の豆知識にて、予告しておりました
フレンチポリッシュについてです。
18世紀中頃にフランスで始められた家具の塗装方法のこと。
また、塗装用材のそれ自体をさすことも稀にあります。
主にインドや中近東に生息する「ラック虫」
(日本で言う、カイガラムシってやつの親戚?)
の分泌物を生成したシェラックを
アルコールで薄め使用します。
それまで使われていたオイルや
蜜蝋等による仕上げを、より木目自体の美しさを引き出すため、
マホガニーやローズウッドを使うようになったのとあわせ
仕上げ塗装の主流になったそうです。
100%自然素材!(溶かすアルコールはさておいて。。。)
その為、シェラック塗装した家具は、
使えば、使うほど風合いを増し、味が出てきます。
余談。
1885年、イギリスにてラッカーが開発されて以降
大量生産用の塗装用材としておおく使われるようになった為
それ以降、今現在に至りシェラック塗装をしている家具は
アンティークと、ごく限られた家具、弦楽器にのみ
使用されるだけとなってしまいました。
塗装用材代もさることながら
塗装にかかる時間や手間も人件費。。。。
つまりは、ラッカー塗装に比べ、原価割高につながったのが
減少のまた原因のひとつかと思われますが
このころから開発され始めたそれらの用材は
シェラックニスと違い、耐熱性、耐水性、にとても優れており
今まで気にしなければいけなかった手入れや
熱、水、アルコールへの制約が多かったために
家具本来のつやであったり、木目が
保護の為のテーブルクロスなどで見ることが出来ず
ある種のストレスを抱えられていた人々の
欲求の現れが、
普及率減少という結果に現れたのかもしれません。
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